アフター5

11月28日の勉強会(アフター5)の事前資料

2019年11月11日

 

11月28日の勉強会(アフター5)は、岡山茂会員が、「雇用類似の働き方保護立法における問題点と私の立法試案」というテーマで講演します。岡山会員の希望で、事前にテキストを配布、参加者の皆さんに読み込んでいただき、より議論を深めたいということですので、HPにも掲載します。長文ですが、お読みいただければ幸いです。

(事務局)

「雇用類似の働き方保護立法における問題点と私の立法試案」(PDF版)
  

労組生産性運動の果たした役割りと今日的課題

2019年11月05日

 
西澤昇治郎幹事

石川島播磨重工労働組合(現IHI労連)委員長、基幹労連委員長代行を経て全国労組生産性会議(全労生)の事務局長を9年間務めるなど、長く生産性運動にかかわってきた西澤昇治郎幹事によるアフター5が10月24日、「労働組合と生産性問題」をテーマに開かれた。22人が参加した。

現在のIHIは1853年の石川島造船所創設を起源とし、その後、渋沢栄一氏が会長を務め、航空機・自動車・タービン製造などへと事業を拡大。一方、石川島労組の源流は1887年の同盟進工組で、これがわが国初の労働組合ともいわれているという。

終戦後、1946年に石川島職員労組が結成され、その直後に生産協議会設置で合意。さらに54年には経営協議会協定を締結し、左右の対立が激化する中でも経営参加と産業民主主義を運動の柱に据えてきた。その後、金杉秀信委員長の米国視察などを通じて生産性運動についての認識を深め、1969年に全労生に加盟する。

労組の立場から自主的に生産性運動を推進する全労生の活動は、民主的労働運動の理念の普及や健全な労働運動の発展に寄与するという当初の存在意義に加え、西澤氏は技術革新への対応と国際競争力の強化、さらに資源小国日本における豊かさの実現といった点でも大きく貢献したと指摘する。

しかし、組織率が低下するなか、改めて原点(原理・原則・前提)に立ち返った運動展開が必要だとする。全員参加型の運動に加え、生産性三原則の誠実な履行が求められるとした。そのためには、労組の持つ資源を意識改革や人材育成に投入すべきだと課題提起した。

なお、今回初めて千代田区紀尾井町・紀尾井町ビル内のセレモア・セミナールームを利用して開催した。

(荻野 登)

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10月アフター5のご案内です

2019年10月15日

 

9月13日のヒアリング、同26日のアフター5、同30日の日帰り見学会と、企画目白押しの9月を終えることができました。

さて、この勢いで、10月のアフター5を、10月24日(木)午後1時過ぎから、下記要領で開催いたします。会場は、今回初めて、東京・紀尾井町の紀尾井ビル内で開催いたしますので、お間違えないようお願いいたします。10月17日までに出席の方はご連絡をお願いいたします。

期 日

10月24日(木)午後1時15分から同2時45分まで

会 場

セレモア紀尾井町ビル6階・セミナールーム       
(千代田区 紀尾井町 3-12、電03-3556-1111)          
メトロ有楽町線・麹町駅5分

講 師

西澤 昇治郎幹事(元全国労組生産性会議事務局長)

テーマ

「労働組合と生産性問題」

※今回も、9月に続いて、会場内でのビール、乾きものはありません。会費も徴収しません。

※会報に広告を掲載していただいた、株式会社・セレモアホールディングスのご好意で無料で会場をお借りしました。

  

「老々介護の日々」

2019年10月07日

 
会員・中川隆生さん(元事務局長)

青天の霹靂の発症。

北欧旅行を終えた直後の仲良し夫婦が、突然、病魔に襲われたのは、2015年8月下旬のことだった。夫69歳、妻67歳だった。その夜、妻が「くも膜下出血」を発症。重症で2週間意識不明、手術後、徐々に回復、要介護3から、要支援2まで回復したが、この間、寝たきりを脱出するため、リハビリ、自主トレーニングの日々が続いた。最近では、車いすからの卒業、自分でトイレへ、日常会話が可能まで回復してきているという。公園での歩行練習、階段の昇降、本人も、意欲を持って取り組んでいる。

介護は一挙に夫の肩に。

家事はすべて、夫の担当に。掃除、炊事、洗濯、すべて夫が担当する。料理教室に通って、味の工夫をする。自宅に手すり設置、補助がある。  
幸いに、リハビリ、努力の結果、妻も話せるようになり、テレビ鑑賞や、昔飼っていた猫3匹の話もできるようになった。しかし、ディケアの短時間しか、夫の自由時間はない。これまでには、忍耐と、長い努力の時間が必要であった。

介護保険は、助かるが。

だが、よくなると等級が下がり、家族の介護、見守りが中心になり、負担が増えるといった、矛盾もある。重度では、月36万円、軽度になると月10万円以下の補助に減る(自己負担は1割)。今は週2回のディケアしか使えない。あとは自費となるので厳しい。幸いに、妻は、裁判所の司法委員であったので、73歳までは、(名前だけでも)役職は全うすることが出来そうである。

介護する私のストレス。

今、夫74歳、妻72歳になった。2人家族なので、介護だけでは、夫は気が詰まってしまう。病状が改善する期待と、週2回のディケアの時間が唯一の自由な時間である。  
散歩、たまの映画、年に2回の仲間との山歩き、お酒、テレビが息抜きである。2人の目標は、公園での自力散歩、デパートの買い物、一緒に旅に出かけることーである。今後のことはわからないので、二人が入れる施設の検討、遺言等、出来る範囲で勉強している。介護は、誰にもおこる可能性がある。

*9月26日午前11時半から、事務所で行った「アフター5」は、 上記のような講師のご都合による もの。「介護」というテーマが、女性の関心を呼び、参加者22人の うち女性が5人も出席した。約5年に亘る介護経験を淡々と語る中川さんの「戦い」を、会員は頭が下 がる思いで聞いていた。質疑では、 親、配偶者、子供、認知症の苦労話 が披露され、偶然に受けた脳ドッ グで妻が破裂するおそれのある大動脈瘤4個もあると分かり、緊急手術を受けたという生々しい体験 談も話された。会員の関心は高いものであるが、中川氏のように実 行出来るものであろうか?と、考えながら帰途に就いた。

(森下一乗)

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社労士の社会貢献活動 市民サービス低下を防ぐために

2019年9月24日

 

7 月25日の「アフター5 」は、森田定和会員(労働ペンクラブ関西支部代表)による「あなたの街の市民サービスの質低下を防ぐには」と題する報告をいただいた。森田会員は公務員を早めに退職され、大阪地方で特定社会保険労務士( 社労士) として長らく活動されている。社労士はわが労働ペンクラブにも相当数の会員がおられる。けれどもその日常の活動や殊にその社会貢献活動についてご存じの方は必ずしも多くはない。森田会員は本人も所属されている大阪社労士会の豊能支部( 当時) の支部長をしておられた経験をふまえて、豊中市の指定管理者を公正に選び評価する選定評価委員会の活動と意義について話された。2000年代に入って進められていた自治体業務の一部を民間の「指定管理者」( 団体単位) に委託する動きに関連して、2011年から豊中市の新規に指定管理者を選定するにあたって全面協力をされた。自治体はその事業者の選定について行政の恣意的な選定や、ましてや談合であってはならず、また「安かろう悪かろう」の価格の安さのみの選定であってはならない。市民の立場に立ち公正で透明なルールをたてたうえでその業務内容・計画を審査し、加えてまたその運営実績を評価し続けてゆくことが求められるわけだ。

さまざまな自治体の活動でこれまでも先進地域と目されてきた豊中市は、選定・評価するための選定評価委員会設置についての「要綱」をたて、委員としておおむね公共サービスの役割に関わる学識経験者、財務管理の専門家( 公認会計士・税理士) 、それに従事者の労務管理に関して専門的知見を有するもの( 社労士等) 、計4 名内外に委嘱している(4回にわたる実務会合を重ねることもある) 。森田会員はこの委員として地域の社労士会の推挙で就かれ長らくいくつもの選定委員会委員を務められた。そこでの基本視点は総合評価のなかでの「労働環境評価」という項目に関わって、本当に労働関係諸法令が遵守されているかどうかをひとつずつチェックすることが重要なポイントとなる。市民サービスのレベルを落とさないために適切な労働関係・労働条件がもとめられるわけだ。地味な実務の仕事ではあるが、社労士の社会貢献活動として公正な社会構築の一翼を担い続けている努力に感銘をうけた。

(井上定彦)

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