関西支部発

能勢電鉄 妙見の森ケーブル(大阪府・兵庫県)

2024/03/04

 
支部通信第41号(24年1月号)から転載

能勢妙見山は、北極星の神様を祀る霊場だそうです。

能勢妙見山のはじまりは関ヶ原の合戦の直後、1603年だと考えられていますが、戦前から能勢妙見山への重要な交通手段となっていた能勢電鉄妙見の森ケーブルが2023年12月3日、その100年の歴史に幕を閉じました。

コロナ禍、超少子高齢化、物価の高騰などにより人々の行動が変化したことが影響したのかもしれません。
社会・経済の閉塞感に加え、元旦に能登半島地震が発生し、1月2日には羽田空港で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突するという事故も発生するなどしています。 しかし、このような国難ともいえるような状況であっても、北極星にちなんで、ゆるぎのないあるべき姿に向かっていると思いたいですね。

能勢妙見ケーブルはなくなりましたが、能勢妙見山に行くことはできます。能勢妙見山には、北極星を守護する星と考えられている北斗七星と輔星の8つの星に合わせて神馬が8頭いるそうです。能勢妙見ケーブルが廃止されたことをきっかけにして、能勢妙見山の歴史に触れることができたことに感謝しつつ、自分自身と社会の「あるべき姿」を探しに、改めて参拝してみたいと思います。

(梅谷幸弘支部幹事)

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