関西支部発

関西支部が2022年度総会などを開催しました!

2022/04/04

 

1.2022年度関西支部総会

2月20日(日)13時30分からフォレスト(神戸市三宮)で開催された。新型コロナウィルス(オミクロン株)の感染急拡大に対応して、昨年度に続きweb会議ツールのZoom使用で自宅等からも参加できるようにした。

18人の会員参加(支部会員37人)、本部から山田計一代表、代表代理の森下一乗氏、西澤昇治郎氏の3人がWebにて参加された。

総会は谷口勉幹事の進行で始まり、冒頭、関西支部代表の挨拶に続き、本部の山田代表が挨拶をされた後、慣例により支部代表の議長就任で議事に入った。

「2021年度活動報告、決算・監査報告」、「2022年度活動計画・予算」が拍手で承認された。

20220404a.jpg関西支部の総会はオンライン併用で

20220404b.jpg総会で挨拶する森田代表

(1).関西支部創設30周年記念事業

1991(平成3)年10月20日に結成された関西支部は、創設30周年記念事業にとりくんだ。

  1. 支部創設30周年記念の集い
    10月23日(土)14時から、神戸市産業振興センターの会議室で記念の集いが30名の参加で開催された。支部代表挨拶に続き、山田代表がオンライン上で挨拶、会場では西澤代表代理が祝辞を述べられた。
    支部発展の功労者9名(板東慧、埋橋孝文、畑中清博、玉泉孝次、三村義夫、友井川紘一、山下嘉昭、竹村之宏、横田隆の各氏)に感謝状と記念品が渡され、受賞者を代表して埋橋顧問(第2代支部代表)から思い出話の披露があった。
  2. 記念講演会
    続いて、記念講演会が44名の参加の下で15時から開催された。「今後の労働法の課題」と題して、村中孝史・京都大学プロボスト理事が講演された。
  3. 「8時間労働制発祥之地」碑より川崎争議(1919)を偲ぶ企画
    本企画には13名が参加。日没前のひととき、現地では、友井川氏(元川崎重工労組中央執行委員長、元兵庫支部執行委員長)の解説を傾聴して当時を偲んだ。その後の懇親会では親睦を深めた。
(2).「支部通信」の発行

会員投稿による"支部会員の交流紙"として『支部通信』は、年3回発行した。第34号は「関西支部創設30周年記念特集号」とした。

2.功労者表彰式

総会後、14時30分から同会場で日本労働ペンクラブ創設40周年記念功労者表彰式が開催され、畑中清博・顧問(第3代支部代表)に感謝状と記念品が贈られた。

3.労働遺産認定証交付式・研修会

「賀川豊彦生誕100年記念碑」(神戸市生田川公園内)を含む神戸の「川崎・三菱大争議など大正時代の関西労働運動の記録」4点がわが国において初めて日本労働ペンクラブに労働遺産として認定されたことにより、総会後、会場を賀川記念館に移して、15時過ぎから労働遺産認定証交付式が開催され、馬場一郎・記念館館長へ労働産業遺産認定証と認定文を刻んだトロフィーが贈られた。

その後の研修会では、西義人・賀川記念館顧問に「川崎・三菱大争議など大正時代の関西労働運動に貢献した賀川豊彦の生涯に学ぶ」と題して、今日的意味を考えさせられる、内容の濃い講演をして頂いた。その後、館内見学に移る。

労働組合法すらなかった時代に弾圧され続けても起ち上がり、キリスト教伝道はじめ労働運動、農民運動、協同組合運動(生活、農業、漁業、林業、医療、共済)、平和運動等に尽力され神戸から全国へと拡大、今日に続く暮らしを守る運動や活動に生涯を捧げられたことに感服した。「新しい資本主義」、格差是正などが叫ばれる今日、先人の生涯と功績に学び、その想いを今後に活かすことは私達の務めではないだろうか。労ペンの労働遺産認定事業の重みを実感するとてもいい機会となった。

(関西支部代表 森田定和)

20220404c.jpg賀川豊彦の生涯に学ぶ研修会

20220404d.png労働遺産認定証交付式で挨拶の馬場館長

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