ヒヤリング

クラウドワーカーなどで議論-連合総研と意見交換

2018/01/29

 

連合発足を受けて結成され、2017年12月、30周年を迎えた連合総研と、労働ペンクラブとの意見交換会が、1月29日午後、連合会館で開かれた。労ペンからは約40人が参加。古賀伸明理事長が、事情があって労ペンの新年懇親会に欠席したことを詫び、「来年ぜひ参加したい」と会場の笑いを誘った後、30周年記念の三つの事業を紹介した。①「勤労者短観」(2007-2016年)の10年間比較、②「分かち合い社会の構想」報告の出版、③非正規労働者の国際比較-がそれ。

この中から、勤労者短観比較と、クラウドワーカーや請負などの「曖味な雇用関係」 調査について、金沢紀和子、飯郷智子両主任研究員が説明した。特に関心を集めたのは、クラウドワーカー(インターネットを通じて仕事を受注・納品する個人事業者)に関する調査で、会場からは、「労働者といえるのか。家内労働法で規制するしかないのでは」「SOHOの流れでとらえ、事業者性もあるので、事業協同組合として対応できる」などの意見も出た。

なお、2月27日には全労生との交換会も開かれた。

(植木隆司)

  
 

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