総会

2024年度総会・新年懇親会が開催され、懐かしい顔ぶれが集合しました!

2024/02/05

 

新年恒例の労ペン総会は、1月11日(木)午前11時から、東京・内幸町の日本記者クラブ10階大会議室で開催され、会員44人が参加、23年度活動報告、24年度活動計画案などを満場一致で承認しました。40周年記念事業として始まった労働遺産認定事業では、「法定最低賃金第一号の記録」など2件を認定するとの同認定委員会の報告を拍手で承認し、2部の式典で、「静岡缶詰協会」「清水港湾博物館」の関係者に認定証と記念の盾が渡されました。この認定証交付式には、地元静岡県の新聞社、放送局の記者が取材に駆けつけ、地元で記事になりました。

活動計画:3本柱

  1. スタート以来4年目を迎え、水平飛行に入った「労働遺産認定事業」について、「労働遺産事業の評価と課題(仮題)」として、9月に、関係者によるパネル討論会を開催すること。
  2. ホームページで特集している「戦争を考える」の会員からの寄稿を小冊子にまとめ、12月ごろに、広く関係者に配布。
  3. 講師紹介制度を推進する。自治体の社会教育部門などにアピールする。

総会での植木代表のご挨拶

皆さん、明けましておめでとうございます。本年もお元気なお顔を拝見できまして、大いに喜んでおります。元旦の茶の間に、マグニチュード7.6の大地震が飛び込んできて、翌日には日航機と海保機の衝突事故も起きて、災いに血塗られた、重苦しいスタートになりました。24年は辰年で、上昇気運の年らしいですが、どうなりますことやら。懸念が浮かざるをえません。

それはそれとして、コロナに負けなかった労ペンは、24年も、走り続けたいと思っています。そのひとつが、「戦い」です。今年、いただいた年賀状には、「23年の漢字は私にとっては『税』ではなく、『戦』です」というものがありましたが、この『戦』は、ウクライナ、パレスチナとも止みそうには見えません。パレスチナでは、2011年の3.11の犠牲者よりも多い、2万3000人を超えたとの報道もあります。翻って、わが国にも、戦争ムード、緊張ムードを煽りたてる動きが強まっています。かっての太平洋戦争に触れたことがある、私たちの世代が、今ここで声をあげなければと考えています。昨年9月から、労ペンHPで「特集・戦争を考える」として、会員の方々のご論考を連載させていただいております。現在、8人の方々の論考が掲載されています。この特集のきっかけは、森下会計監事が23年5月に『私の主張』に寄稿された「戦争を考える」です。このエッセイは鹿児島・鹿屋の特攻基地を訪問するところから始まっていますが、涙なくして読めないものです。会場の皆さまにも、ぜひ、お読みいただきたいと思います。

一応、今秋までに、30人ほどの会員の論考を集め、年末までに、それを小冊子にまとめ、岸田総理、衆参議長、十倉経団連会長、連合、全労連、産別などのお贈りして、日本労働ペンクラブ名で、「戦争を考えた」結果に触れてほしいと思っています。会員の反響を見て、第2部もできたらよいなと考えています。

第2は、4年目を迎えた労働遺産認定事業のパネル討論会を、秋口、9月頭に開催したいと考えています。「労働遺産の意義と課題」というテーマです。また、第3には、講師紹介事業の自治体PRです。社会教育関係のセクションに、メールや手紙で、告知したいと思います。手始めは、23区内とか。都下の自治体を対象にします。

最後に、私事ではございますが、「時事作家協会」という川柳協会に所属し、毎月の句会を楽しんでおります。拙いものですが、一句、ご紹介します。

あけおめも 小さな声の お正月

本年も皆さまと一緒に走りつづけたいと思います。HPの特集への、ご寄稿をぜひともお願いして、ご挨拶とさせていただきます。なお、この原稿はAIに頼んだものではありません。ありがとうございました。


また、午後12時半から始まった24年度新年懇親会には、来賓として、厚労省の宮﨑副大臣、連合の芳野会長、全労連の小畑議長、全労協の渡辺議長が参加するなど、友好団体・組織の50人にご参加いただき、労ペン会員の43人と合わせ、計93人が挨拶を交わしました。能登の大地震、羽田の飛行機事故という大惨事で幕を開けた24年ですが、新年懇親会はコロナの影響で、2020年以来とあって、会場は和やかなムードに包まれました。

総会は定刻に開催
総会の司会進行を務める君嶋代表代理
冒頭で能登地震の犠牲者と23年1年間の物故会員に対して
参加者全員で黙祷
あいさつする植木代表
代表挨拶に耳を傾ける参加者の皆さん
活動報告、活動計画案の一括提案する溝上事務局長
会計と監査の報告をする保高事務局次長中村会計監事(右)
会計報告を聞く会員たち
労働遺産認定報告をする西澤認定委員長
労働遺産の認定を受けて記念撮影する
静岡缶詰協会の岡村専務理事(中央)
  
 

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