関西支部発

巻頭言

2025/11/17

 
(関西支部通信第46号=25年10月より転載)

福井県坂井市三国町にある瀧谷寺は、永和元年(1375年)に創建され、朝倉家、柴田家、松平家など歴代領主の祈願寺として栄えたそうです。写真は、柴田勝家が着工し亡くなった後に完成したと言われる山門で重要文化財に指定されています。この山門や本堂の造営にあたり、柴田勝家は当時、織田信長の妹と考えられている「お市の方」を妻として迎えて非常に喜び、多くの奉加を寄せた(寄付をした)そうです。現在、瀧谷寺は、北陸三十三カ所観音霊場に選出されています。この観音霊場に使われている「三十三」の「三」の意味は仏教において「沢山」を意味し、「三十三」は「無限」を意味するそうです。 一向一揆の戦乱後の秩序回復と民政の安定を柴田勝家が務める中で当時の社寺は庶民にとって経済的、精神的生活に深い関係を持ち柴田勝家によって保護されました。

時代は変わり、最近ではカスタマーハラスメントに関する労働施策総合推進法の規定が公布されるなど、いつの時代も一般庶民の精神的・経済的安定は必要であり、これからもさらなる法整備が期待されます。(梅谷)

20251117a.png福井県坂井市 りゅう(さんずい龍)谷寺の山門

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