ニュース

第33回研究会「EU政治の混乱、経済から考える」のお知らせ

2019/09/24

 
現代の理論・社会フォーラム経済分析研究会

今回は、ユーロ、EU研究の第一人者である田中素香氏に、EU政治の混乱の中で経済はどのような動きを示しているのか。中国との関連、EU統合の先行きについても詳しく論じていただきます。

期 日

10月19日(土)14時~17時

会 場

労働ペンクラブ事務所(地下鉄大手町c2b(経団連)出口、竹橋3b出口徒歩5分)

講 師

田中 素香氏(東北大学名誉教授)

資料代

500円
※講演終了後、講師を交え懇親会を行う予定です。

背 景

イギリスのEU離脱は国民投票から3年経ても決まらず、メイ首相は辞任に追い込まれ、強硬離脱派のボリス・ジョンソン氏が新首相となりました。EUとの交渉期限は10月末となっており、最悪の場合「合意なき離脱」となり、EUのみならず世界経済を混乱に陥れる可能性もあります。他方でEU各国はドイツを含め移民問題を契機に右派ポピュリズム政党が伸張、政治の不安定化度合いが増しています。こうした中でEU経済は後退局面にあるものの極端な落ち込みはなく低位安定していますが、EUをけん引してきたドイツ経済は失速、右派ポピュリズム政党が政権をとったイタリアは、政府財政赤字の拡大などの問題を抱えています。

田中素香氏のプロフィール

1945年生まれ。中央大学経済研究所客員研究員、東北大学名誉教授。ヨーロッパ経済論、国際金融論専攻。経済学博士(九州大学)。1971年九州大学大学院経済学研究科修士課程修了。下関市立大学経済学部講師、助教授、東北大学経済学部助教授、教授を歴任。1977~1979年西ドイツ・ケルン大学付属経済政策研究所、1996年EUI(ヨーロッパ大学院、フィレンツェ)で客員研究員。2002~03年一橋大学大学院経済研究所教授を経て2004年から中央大学経済学部教授。日本国際経済学会会長、日本EU学会前理事長。著書に『欧州統合』(有斐閣、1982年)、『拡大するユーロ経済圏』(日本経済新聞出版社、2007年)、『ユーロ 危機の中の統一通貨』(岩波新書、2010年)、『ユーロ危機とギリシャ反乱』(岩波新書、2016年)など多数。

お問い合わせ

理論・社会フォーラム事務局 
TEL:03-3262-8505
又は 090-8721-4608(蜂谷) 
E-mail:nc@keizaiken.sakura.ne.jp

過去記事一覧

PAGE
TOP