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早川行雄幹事が「人間を幸福にしない資本主義」を出版しました!

2019/10/11

 

早川行雄幹事(元連合総研主任研究員、元JAM副書記長)が、9月25日、「人間を幸福にしない資本主義―ポスト『働き方改革』」(旬報社、1500円+税)を出版しました。

早川さんからの著書の狙いを語っていただきました。

  • 自民党安倍長期政権の下、さまざまな経済政策が打ち出されました。「大胆な規制緩和」「機動的財政支出」「投資促進の成長戦略」などの政策は、アベノミクスと呼ばれ、国民の生活に多大な影響を与えています。
  • そのような中で、労働組合もその例外ではありません。安倍長期政権の下、労働組合も、安部政権下で広がる格差社会、非正規労働者問題、労働法の規制緩和などさまざまな問題に直面し、その対応に苦慮しています。
  • さらには、労働組合の存在意義でもある「春闘」すら政権が口をはさみ、「官製春闘」と揶揄される始末です。まさに労働組合、そして労働運動は、安倍政権下において、危機に立たされ、存在意義を問われる状況にあります。
  • こうした状況に至った背景には資本主義市場経済の機能不全があることを踏まえ、アベノミクスの分析からいまの経済状況において、労働組合の存在意義、そして課題の克服について提言しています。

[本書の構成]

  • 目次
  • はじめに
  • 第1章 資本主義の黄昏
  • 第2章 格差社会の実相と労働運動の役割
  • 第3章 アベノミクスの実像
  • 第4章 定常状態経済と社会の再封建化
  • 第5章 危機に立つ春闘
  • 第6章 ポスト資本主義の働き方
  • 第7章 TPPが突き付けた労働組合の課題
  • 補論 現代資本主義と賃金闘争
  • おわりに

[早川さんの略歴]

1954年兵庫県生まれ。成蹊大学法学部卒。 日産自動車調査部、総評全国金属日産自動車支部(旧プリンス自工支部)書記長、JAM副書記長、連合総研主任研究員などを経て現在JAMシニアクラブ事務局次長。

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