2026/01/19
(会報226号=25年12月20日号より転載)
2025年11月17日、幹事会有志と会員により独立行政法人労働政策研究・研修機構の労働図書館を見学した(参加者10人)。同図書館では、2024年度労働遺産に認定された安全第一協会の機関誌『安全第一』を含む「機関誌「安全第一」と蒲生俊文」と題する企画展示が行われている(2025年6月30日~12月26日)。
冒頭、同機構の山地あつこ研究調整部長が挨拶。労働図書館について蔵書が特殊コレクションを含めて20万冊もある労働問題研究の専門図書館として組合・企業OB、学生、大学院生など研究者に利用されているとの紹介があった。また、企画展示会は年間2回開催され、今回の企画展示に関して労働遺産認定を受けたことに謝辞を述べた。
続いて労働図書館の瀧瀬香氏が企画展示ブースを案内。第1展示「日本における安全衛生運動の夜明け」、第2展示「"安全運動の先駆者"蒲生俊文」、第3展示「"労働遺産"認定 機関誌『安全第一』について」の内容について、所蔵資料探しから、書に達筆な蒲生俊文のエピソードも交えて詳しく解説いただいた。その後、館内の特殊コレクションにある貴重な資料の数々を案内いただいた。
第2部では会議室に移動し、JILPTが手がけている証言研究会「産業別労使関係の展開―産業合理化運動と労働組合」の進捗状況について、荻野登氏と松上隆明氏から詳しい紹介があった。過去の労組関係者などの貴重なエピソードも披露されるなど参加者の関心を集めた。続いて同機構の労働法・労使関係部門の岩月真也研究員による「職場におけるAI技術の活用と従業員への影響―OECDとの国際比較研究」をテーマとする発表があった。
日本企業のAIの活用状況について参加者からも多くの質問が投げかけられるなど、充実した意見交換となった。(溝上憲文)
JILPTの労働図書館で開催中の「安全第一展」には労働遺産認定証も展示
JILPT見学会用・研究員からの説明を聞く労ペン参加者(JILPT会議室で)

