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「現代の理論・社会フォーラム経済分析研究会」から第32回研究会のご案内です。

2019/07/08

 

日本銀行の「異次元緩和」は、目標の物価上昇率2%が達成できないまま経過、国債や株式など日銀の保有資産が膨らみ、副作用が問題視されています。金融正常化に向けた「出口」戦略が問われるのですが、日銀内ではその議論が行われている形跡がありません。
他方でアメリカのFRB(連邦準備制度理事会)やユーロ圏のECB(欧州中央銀行)は量的緩和の縮小を進め、アメリカでは金利を上げてきました。
ところが、昨年末あたりから世界経済が下降し始めたことで、FRBは金利引き上げをストップ、ECBも再び緩和方向に舵を切る構えを見せています。
今回は日本だけでなく欧米の中央銀行の金融政策に詳しい専修大学経済学部教授の田中隆之氏に、量的緩和と出口戦略の現状と行方、主要国中銀が直面する諸問題について論じていただきます。

テーマ

金融政策はどこへ行くのか-主要国中銀の『出口』と日銀

期 日

2019年7月13日(土)14時~17時

場 所

専修大学神田校舎1号館12階社会科学研究所会議室

講 師

田中 隆之氏(専修大学経済学部教授)

資料代

500円

お問い合わせ

現代の理論・社会フォーラム事務局
03-3262-8505
あるいは労ペン会員の蜂谷隆さんまで。
090-8721-4608
E-mail:nc@keizaiken.sakura.ne.jp

【田中 隆之氏のプロフィール】

専修大学経済学部教授。専門は財政金融政策、日本経済論。博士(経済学)。
1957年長野県生まれ。東京大学経済学部卒、日本長期信用銀行産業調査部、同調査部ニューヨーク市駐在、長銀総合研究所主任研究員、長銀証券投資戦略室長チーフエコノミスト、専修大学専任講師などを経て、2001年より専修大学経済学部教授。この間、2012~13年ロンドン大学(SOAS)客員研究員。著書に『現代日本経済-バブルとポスト・バブルの軌跡』(日本評論社、2002年)、『金融危機にどう立ち向かうか-「失われた15年」の教訓』(ちくま新書、2009年)『アメリカ連邦準備制度(FRS)の金融政策』(金融財政事情研究会、2014年)など多数。

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